osusume60の日記

60歳以上におすすめ小学校、必読たのしいシニア参考書。

ラプソディー・イン・ブルーが聴こえる。

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赤紫のラプソディー・イン・ブルーが庭に咲いています。珍しい花の色なので、人目をひくバラ。そしてガーシュウィン作曲にちなんだ粋な名前も魅力です。

このラプソディー・イン・ブルーを見ると思い出す人がいます。
2年前の6月、うちのデッキの改築工事の下見に、工務店社長と一緒に来た下請けの大将です。
ラプソディー・イン・ブルーを見るなりニコニコしながら「変わった色ですねー、初めて見ました。この枝、1本ください。 オクサンがバラ、好きなもんで」と。挿し木にするとのことでした。後日、聞いたら挿し木はうまくつかなかったと言っていましたが。
大将の歳は50過ぎくらいでしょうか、とっても感じがいい左官&大工さんで、よく気がつく働き者、真面目で明るくて、頼りになるので、誰からも好かれていました。

デッキ工事の時、大将、その息子のほか作業する人がみんな礼儀がよく、アルジとツレアイはいつも感心していました。大将を初めみんな汗まみれ、泥まみれになりながらも楽しそうに仕事をしていて、よく笑い声も聞こえていたものです。

その彼が亡くなったと聞いたのは昨年の4月だったか。お酒が好きで、友人と飲んだあと帰った家の前で酔っぱらったまま寝てしまい、翌朝、低体温症で亡くなっていたそうです。
あまりにももったいない亡くなり方に絶句しました。

今はその息子が跡を継いでおり、今年4月、友人がつくったコミュニティースタジオとパン工房の完成パーティーで、ここの工事を請け負った彼に会いました。父親そっくりの明るい性格のようで、仲間と楽しそうに笑っていました。

蛙の子は蛙だな。息子の明るい笑い声を聞いて、やっぱり亡くなった父親は跡継ぎに背中で教えたのではなく、体温で教えていたんだなと思いました。
大将、ラプソディー・イン・ブルー、まだ咲いていますよ。天国から見えますか?